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かつら紛失編

Fさん(40代)

メーカー勤務時代の話です。ある時、電話がかかってきました。もちろん電話が来る事自体は珍しくありません。しかし、何やら受付の女性が、驚きつつも神妙な面持ちで、電話の声に聞き入っています。

「ええっー本当ですか?」「はい・・・はい・・・」
そして、受付嬢「ちょっと電話変わってもらっていいですか?」「うんいいよ。何だか大変そうだね?どうしたの?」
受付嬢「ないと言ってます・・・」「ない?何が?」何だか要領を得ないので、まずは話を聞きましょう。

「はい、お電話変わりました。」「ないんだよっー。何とかしてくれー」と、普段冷静なFさん珍しく興奮しています。
「何が無いんですか?」「頭だよ。あ・た・ま。俺の頭が、海で流されちゃったんだよー!」

「ええっー、もしかして製品が流されちゃったんですか?」「そうだよー!このままじゃ会社行けないよ。何とかしてくれ!」

そうなのです。Fさんは海でスキューバダイビングをやっていて、潜り終わって浮上したら、みんなが一斉に自分を見て、びっくりしてる・・・
いやーな予感がして、恐る恐る頭に手を持っていくと・・・あるべきものがないっ!反射的に海面を探したが、何も見当たらない。

Fさんは潜る前と潜った後で、別人になってしまっていたのでした。幸い、周囲にかつらユーザーと言う事は、カミングアウトしていたので、
みんなの驚きはそれほどでもなかったとの事ですが、さすがにかつらを外した頭までは見せた事はないので、「一同驚愕!」になりました。

その後、Fさんには至急、来店してもらい、型取りを行なって超特急での制作を工場にかけました。
そして、出来上がるまでの期間は、Aさんが1年ほど前に使用を辞めたちょっと小さめのかつらがあったので、それを使用する事になりました。

ちなみにFさん笑いながら「いやー多分、浮上中に取れたんだろうけど、深くもぐっている時じゃなくて良かったなー」
どうしてか?私が尋ねると「いやね、スキューバって安全のため2人ひと組で潜るんだよ。俺のかつらが突然外れたら、びっくりしてパニックだろ?」

そうなんです!水中ではどんなベテランダイバーでも、一旦パニックになると非常に危険なのです。
「実はこれ俺にとっても同じ事で、水中とはいえ大事なかつらが、無いとわかったらもしかしてパニックになっていたかも・・・」
その後は2人で顔を見合わせて、ちょっと顔が引きつってしまいました。

このお客様は編みこみでしたが、実際にはテープや接着剤で、スキューバやスイミングそしてスカイダイビング(!)など、皆さんご使用されています。
通常(というのも変ですが)このようなかつらにとって過酷な状況でも、きちんと準備していれば問題はありません。

但し、悪い状況が重なると、今回のような出来事が発生したりします。Fさんの場合は、編みこみが大分伸びていて、本来は編みなおしの時期だった。
本来なら、とっくに編み直しをしなくてはいけない時期だったのです。

本当に、ごく稀にこういった事態も発生します。日常的ではない事が控えている場合は、やはりそれなりの準備を怠らない事と、こういった趣味をお持ちの方へは、やはりかつらも1台ではなく、2台をお勧めします。

福井

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