オーダーメイドについて

医療分野でのかつら使用について

近年、かつら業界でもがんの治療や、放射線治療の際の副作用で脱毛する方が、かつらを使用するケースが増えています。
特に女性の利用は多く、男性のように「坊主にしてしまおう」「そのままでいいよ」などを避けたいという人が多いのです。

医学は日々格段に進歩していますが、抗がん剤治療の際の脱毛には決定的な対処が無いのが現状です。

当店ではそれほど医療用かつらに特化しているわけではないですが、それでも良く問い合わせが来ます。
やはり、1年近くは使用する事になるので、是非、色々な会社に電話して良いものを見極めてご使用いただきたいものです。

 

医療分野でのかつら使用について

 

以下の資料は最新のがんセンターでの「オーダーメイド医療」についてです。

静岡がんセンター、遺伝子用いたオーダーメイド医療のプロジェクトとは

静岡県立静岡がんセンターは昨年の1月から、「プロジェクトHOPE」と名付けられた、患者個人の遺伝子情報をがん診療に生かす取り組みを進めているそうです。

プロジェクトHOPEの目標は、患者それぞれに向けた「がんの個別化医療の推進」、がんを予防する「未病医学の実践」、「医療スタッフ・研究者の学習」と「研究と開発」の4点です。
「がんの個別化医療の推進」に関しては、220例の分析によって、がんの増殖・進展に関わる可能性が高い遺伝子変異や遺伝子発現異常が74%の症例で見つかっているとのことです。

臨床の現場で、これらのデータを用い、患者個々のがんの性質を把握しておくだけでなく、再発に対して万全の体制で備えることができます。

 

オーダーメイドについて

 

「未病医学の実践」に関しては、未病の状態から早期発見・早期治療を目指します。
基本方針となる「未病の思想」は、中国最古の医学書『黄帝内経』の考え方ではありますが、現代医学でも重要な意義を持っているとされています。

具体的には、正常組織の血液細胞を採取し調べることで遺伝情報を知り、予防医学に生かしていくとのことです。

明らかになった遺伝情報は治療中の患者へのメリットも大きく、「医療スタッフ・研究者の学習」が進展すれば、同院のがん診療の質の向上にもつながります。

同センターの山口建総長は「一つの病院で手術を受ける患者にとって、これだけの解析を行い、その結果をリアルタイムに診療に生かす試みは世界的にも見ても例がない」と述べており、17年の成果報告に大きな期待が寄せられています。

 

一人一人に合わせたオーダーメイド医療はすごいですね。
予知予防で病気を最小限に抑えて行ったら、将来的には風邪などのちょっとした病気も無くなるかもしれませんね。

 

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