お母さんからご注文、全頭かつら高い…(北海道)

 

まだ、20代ですが、全体的な脱毛症なのでかつらは5年以上使っています。
現在はSV社のかつらを使っていますが、値段が高いのでもっと良いメーカーは無いか探していました。

 

こちらはネットで見つけて、値段も安くて良さそうだったので電話で相談しました。

サンプルを送ってもらえて、店頭へ行かなくても良い所と、メールや電話のやり取りがスムーズだったのが良かったですね。
また、製品についての説明が分かりやすい、スピーディーな対応をしてくれるので安心できました。

 

以前のかつらメーカーは商品の値段が高く、メンテナンスにもかなり費用が掛かる為、続けるのに限界を感じていました。

今回は、様々な事情があり完全オーダーではないが、思っていたよりフィットしており使いやすかったです。

今後も宜しくお願いします。

 

 

店長より

今回は、全頭かつらをご使用中の20代のお客様です。

お母さんからのご注文で、やり取りもお母さんにして頂きました。

 

 

全頭かつらを選ぶケース

一口に全頭かつらと言っても、様々な状況で使われます。
そして、その呼び名も各種あります。

・全頭かつら
・全体かつら
・ウィッグ
・フルウィッグ
・オール
・オールウィッグ
・ファッションウィッグ
と、言ったところです。

かつらメーカー各社で呼び名は違いますが、当店では”頭髪全てをカバーできる”全頭かつらと統一しています。

 

さて、この全頭かつらですが、初めてかつらを使われる方に聞かれることが有ります。
「私の場合は、部分かつらでしょうか?全頭かつらでしょうか?」
と言うご質問です。

基本的には
・横や後ろに髪の毛が残っている場合は、”部分かつら”
・全体的に毛が無い、毛が有っても産毛のように短いか細い場合は”全頭かつら”になります。

 

 

ただ、自毛の短い方が、イメージチェンジで長めにしたり、黒髪の人が明るい色に変えたり等と言う場合も全頭かつら(ファッションウィッグ)を使いますが、今回は脱毛による使用に限定してお話します。

 

時たま、「部分かつらは装着が面倒なので、スポッと被れる全頭かつらがいい!」と言われる方がいらっしゃいますが、やはりご自身の髪の毛が残っている場合は、それを活かして部分かつらにされた方がいいです。

 

なぜなら、
”ご自身の自毛が一番自然”だからです。
当然なんですが、意外と理解されていない場合があります。

「最大限、ご自身の毛を活かして、人工的な範囲はなるべく狭くする。」
これが、鉄則です。

 

これはお客様だけではなく、提供する側でも理解していない人が多くいますね。
過去に勤めた会社では、型取りをする際に不必要に範囲を広くしたり、お客様のいうがまま大きく作成する社員も結構いました。

 

部分か?全頭か?迷う場合は
”自毛が残っていれば部分かつら、自毛が無ければ全頭かつら”
これを基本にお選びください。
当店では、どちらのかつらもお試しできますので、お気軽にご相談くださいませ。

全頭かつらのお試しは←こちらからどうぞ。

 

 

前髪下げてトップにボリューム、ワックスでセット!

さて、今回のお客様は20代という事もありまして、ワックスで毛先をラフにセットするスタイルです。ヘアカタログからご希望イメージでお選び頂いた髪型も天頂に立体的な動きを付ける感じです。

 

全頭かつらのメリットは、かつらだけで完結できる事です。
これは、部分かつらは自毛と馴染ませる必要がありますが、全頭かつらは自毛は関係なしに、もみあげから襟足迄カバーできるからです。
ですので、セットさえうまく出来れば、周囲にバレる可能性は大分なくなります。

部分かつらもそうですが、とにかく”毛先の動き”と”全体の軽さ”を意識して、セットして下さい。

 

ヘアスタイルイメージ(モデル)

 

髪の毛の長さは8~10㎝、毛量は若い方なので90~100%、白髪は無しで毛色はやや明るめの1Cです。
納期にかなりの時間がかかりそうだったので、工場からほぼ同じ仕様の未使用品を取り寄せて、急遽、お送りさせて頂きました。
ノーカット状態で見て頂き、OKをもらってから当店でカット仕上げしまして、無事に納品となりました。

 

お届け後、お母様とお話しまして、
「息子も気に入っているようです。」
「いろいろセットして試していますよ。」
と言っていらっしゃいました。

 

製品も気に入って頂きまして何よりです。
今後ともよろしくお願い致します。

感謝

福井 亮

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