かつら初めて粉使用中（宮城県） | かつらオンライン

かつらは初めてで見た事もありませんし、かつらメーカーにも初めての相談です。

今までは薄くなった髪の毛を粉を使ってカバーしていました。

ただ、最近ではそれでカバーするのも難しくなっていたので、かつらを検討していました。
特にイベントなどありませんでしたが、なんとなく今の頭髪に限界を感じてこちらに電話したのです。

かつらオンラインでは、お試しのかつらで実感できるとの事なので、試す気になりました。
あと、価格が手ごろでかつらの会社に行かなくて自宅で購入できるのが良かったです。

最初に電話した時も、担当の福井さんは良い感じで色々とアドバイスを頂けました。
初めてなので多少不安は有りましたが、対応が良かったので安心できましたね。

届いた見本セットを試しながら、福井さんと相談してベースサイズや毛量・長さ等の仕様を決めました。

なるべく早くかつらが欲しかったので、至急オーダーにしてもらってすぐに見本セットを返却しました。

その後、1カ月半を過ぎた辺りでオーダーかつらが出来上がり自宅に届きました。
予想よりも早く出来たのは良かったです。

着けてみた感じですが、大体イメージ通りで問題無く使用出来ています。

また、かつらを着けてみて予想以上に若々しくなったのは、とても嬉しいですね。

これからは外出時にちょくちょく使っていこうかと思います。

この度はありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

店長より

今回は、初めてのかつらでちょっとお急ぎの60代のお客様です。

特にイベントはありませんが、”やるなら早くしたい！”という事で至急の注文となりました。

かつらの今と昔

かつらは現在の様に、型を取ってオーダーを受けてから手作業で作り上げる…
という方式が確立してから50～60年経ちます。

その間、品質は大分良くなりましたが、その製造工程はほとんど変化がありません。

その為、受注してからかつらが出来上がるまで、40日～60日位は時間がかかってしまいます。

品質の変遷

昔のかつら
・ベースが分厚い
・蒸れる
・不自然な人工皮膚

現在のかつら
・ベースが薄くて軽い
・通気性が良い
・自然な人工皮膚

このように、素材や作り方で品質は良くなっているのですが、

その製造工程は…

・型を取る
↓
・工場に発注する
↓

・工場で手作業でベースを作る
↓
・完成したベースに手作業で植毛する

と、何十年も全く変わっていません。

（一部、安物の既製品は、ミシンで植毛して作る物も有りますが、仕上がりは良くありません。）

かつらはその製造工程ほとんどが、人の手によるもので機械やAIで代替できる部分はありません。
その為、非常に時間がかかり、大量生産がしにくい商品です。

かつらは最短どれ位で仕上がるのか？

このように大変時間のかかるかつらですが、実際の作業時間はどれ位なのでしょうか？

かつらの種類や大きさ、指示の細かさ等にも大きく左右されますが…

…

以外にも
「約2週間から3週間」なんです！

工場規模や、上述の製品種類などによって異なりますが、実際の作業時間はこれ位でも可能なのです。

では、なぜ2ヶ月位かかるのかというと、
・日本から海外の工場に型や仕様書を送る
・工場で到着した型や仕様書を整理する
・それらを製造ラインに割り振る
・分担してベース作成の作業を行なう
・植毛作業を割り振る（場合によっては別の植毛場所に移す）
・植毛を始める
・植毛後に、コーティングや仕上げを行なう
・工場から日本に発送する

この様に、とにかく何をやるにも時間がかかっています。
（それも海外なので、独特のゆっくりとした感じというか…）

こうして様々な作業時間や、待ち時間、移動時間等が重なって1ヶ月半や2ヶ月位となるワケです。

ただ、冒頭でもお伝えしましたが、作成の作業時間自体は1か月かかるという訳でもないので、最短で3週間ほどで届く場合もありました。
（これは20年以上前の話で、最近ではどんなに早くても1か月以上はかかります。）